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活動と組織

PROMCODEの活動と組織について紹介します.

背景 (Background)

 大規模なSIやソフトウェア開発では数社から数十社のベンダが参画する多層的で複雑な組織構造で推進するケースが多くなっています.このため,プロジェクトに参画するユーザや複数ベンダがプロジェクトの状況をタイムリーで効率的に把握することが困難となっています.これら数十社にまたがるプロジェクト管理において,進捗や品質などの多種多様な管理データを集約して包括的に管理する必要があります.このためには,ユーザと複数ベンダ間,あるいは,ベンダ間でネットワークを介してプロジェクトの管理データを,直接かつ容易に交換する必要があります.
 しかし,実際には,プロジェクトやユーザ毎に管理ツールや管理帳票が異なるため,表計算ソフトウェアを利用するケースが多いのが現状です.そのため,管理データの収集に時間を要しており,タイムリーな管理の妨げとなっています.また,情報システムを発注するユーザにとっても複数ベンダの管理データの一元的な収集が難しく,プロジェクトの実態の把握が困難になっています.
 本協議会の設立メンバは,これまで,既存の管理ツールや管理形態に依存しない管理データの交換のための通信規約の検討を各社がそれぞれ進めてまいりました.

目的 (Missions)

 大規模SIやソフトウェア開発プロジェクトにおいて,ユーザと複数ベンダ間でのタイムリーで効率的な情報管理の実現とそれによるユーザとベンダの関係の柔軟性,独立性の向上を目指します.

期待効果

 本協議会の成果によって,プロジェクトに参画するユーザとベンダの双方が共通に管理できる基盤技術を確立することにより,SIやソフトウェア開発のプロジェクト管理における視覚化を促します.
 複数ベンダが参画する複数のプロジェクトが並行して進行するマルチプロジェクト管理においても,ユーザはマルチベンダ,マルチプロジェクト全体の整合性、進捗確認などの管理データの一元化と,それによる管理能力の向上が期待できます.その結果として,プロジェクトのリスク低減に大きく寄与すると考えております.

組織 (Organization)

名称

次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会
PROMCODE (PROject Management for COntracted DElivery)

設立

2012年5月21日

主査

青山 幹雄 (南山大学 情報理工学部 ソフトウェア工学科 教授) [Webページ]

メンバ

  • 南山大学
  • 日本アイ・ビー・エム株式会社
  • 富士通株式会社
  • 日本電気株式会社
  • 株式会社NTTデータ
  • 株式会社日立製作所
  • 株式会社野村総合研究所

事務局

日本アイ・ビー・エム株式会社, 富士通株式会社, 日本電気株式会社